ケアプランに
学習療法を活用
城戸医院では、学習療法をケアプランに活用してご利用者様の認知症ケアを実践しています。学習療法を通して脳機能の維持・改善を図るとともに、楽しく喜んで学ぶことにより自信・意欲・誇りを引き出すことに努めています。
その情報を「学習療法通信」としてご家族様、担当ケアマネージャー、地域に発信して交流を深めています。
学習療法通信
前頭前野とは
2+3や1+5のような簡単な計算をしているとき
「脳が活性化する」
54÷(5.5-0.3)のような複雑な計算
「あまり脳が活性化しない」
学習課題はスラスラできるものの方が前頭前野を活性化させる。
音読と計算を中心とする教材を用いた学習で、学習者と支援者がコミュニケーションをとりながら行うことにより、学習者の認知機能やコミュニケーション機能、身辺自立機能などの前頭前野機能の維持・改善を図る。
教材が終わった後は採点・フィードバックを行います。
☆学習療法の採点は、認める・ほめるためのものです
学習者の頑張りを具体的に認めほめる、喜びを共有します。
☆すぐに採点、すぐにほめる
カラオケ等、普段の様子
フィードバック中の様子
「子どもの頃から勉強が得意でした」「100点はもらったことがなかったけんうれしい」等、様々な反応があります。共通するのは皆様「笑顔」で話してくださるところです。
フィードバック中は色々な話を聞くことができます。
思い出・趣味・仕事など、好まれることを話題にして、おはなしいただくことでその方のことをもっと知ることができ、新たな気づきに繋がります。
学習療法を実施する時は利用者様に楽しい時間を過ごしてほしいと思い、私自身楽しみながら支援をしています。学習療法を通して新たな発見・気づきがあり成長できたと思います。
チームの職員ともこの気持ちを共有して良いサービスを提供できるようにしていきます。
学習療法利用者様とコミュニケーションを図ることができる特別な時間です。
学習療法を通して信頼関係を築きながら、その人の好きなことや楽しみを見つけ、その方らしい生活を送って欲しいと考えております。