今回は、4月よりご利用開始された利用者様の学習中のご様子と
その後のプログラムに繋がった事例をご紹介させていただきます。
まずは、学習中のご様子です。
実施中は言葉数少なく取り組まれていましたが、実施後のコミュニケーション時には
スタッフの質問に対し少しずつ、お話しをされはじめました。
「本が好きでよく読みます」「絵も、見るのは好きです」
「料理もよくします」など発言があり
実際に絵画集をお渡しすると「おぉ~」「上手ですね」と興味を持たれ、
全てのページをめくり眺められていました。
また、別日には調理活動に参加していただきました。
ご家族様からは「自宅では料理しないです。」とお聞きしていましたが
ピーラーを使い慣れた手つきで人参の皮を剥かれていました。
「こんぐらいなら簡単よ♪」と笑顔もみられその日の昼食は完食!
「美味しかったね」とお話しされていました。
今回のように、学習療法を通して密にコミュニケーションを取ることで
本人様の言葉を引き出し新しい発見に繋げたり、変化に気づくツールとして
今後も30分間を、意味のある時間と感じていただけるよう支援していきます。